国際取引・海外進出支援に関する基礎知識や事例Basic knowledge
モノ・ヒト・サービスが国境を超えて飛び交うグローバリゼーションが我々の生活に当然視されるようになり、もはや久しいです。
グローバルな経済に依存しているのが現在の日本経済・社会と言えるかもしれません。
このように考えた場合に、従来国内のみで行なっていた事業を海外にも展開することはそう珍しいことではなくなってきており、実際、海外進出をする会社は大手企業に限りません。
一例ではありますが、当事務所にてこれまで、以下のような事情のご相談を頂いております。
「これから海外の取引先と製品の販売契約、販売代理店契約、営業業務委託契約、技術供与(ライセンス)契約など取引内容に合った契約を締結しようと考えている。契約ひな型を作成し、当社に有利に進めていきたいと思っているがどのような点に注意をはらうべきか。」
「海外の取引先に製品情報などの秘密情報を開示しながら、取引交渉を行うことにしている。
取引契約も締結していない状態で秘密情報を提供するのは心配なので、秘密保持契約を締結してから提供する必要があると思っており、当社に不利にならない内容のものを作成したい。」
「取引相手から外国語の取引契約や秘密保持契約が送られてきた。当社にかなり不利な内容が書かれているのは間違いなさそうだが、どのようなことが書かれているのか正確に理解する必要があり、また、当社に不利にならないようにどう修正したら良いか分からない。」
「海外の取引パートナーと現地で合弁会社を設立することになった。取引パートナーは出資さえしてくれればよく、現地での法人設立は全部任せてくれれば大丈夫と言っているが、向こうの都合の良いように設立されないか心配である。取引パートナーと経営方針でもめて運営が立ち行かなくならないように、あらかじめ契約でルールを定めておきたいと思っているが、どのように進めたら良いか分からない。」
「海外にフランチャイズ形式で進出したいと考えているが、どのように進めたら良いか、またどのような内容の契約やマニュアルを作成すれば良いか分からない」
「日本に進出して事業展開をしていこうと思っているが、法人の設立から各種届出・許可の取得や、法人設立後に当社の経営や事業に関連する日本の法令を遵守して進めていくために、どのようにしていけば良いかアドバイスがほしい。また、日本に進出してしばらく経つが、日本の法令を遵守して事業展開をしているのかどうか分からず、専門家にちゃんと見てもらいたい。」
「海外企業と契約を交わして(または契約は交わしていない)取引を進めてきたが、相手方と取引を巡ってトラブルになっていて、どのように解決すべきが分からない。」
以上のように、日本とは法律の異なる海外での企業との契約締結や締結に際して作成する契約書の内容や、法人設立方法に頭を悩ませる経営者様は多くいらっしゃいます。国際取引・海外進出には大きなメリットも期待することができますが、その一方でコミュニケーションの問題・法的リスクの問題があることを念頭に置く必要があります。
弁護士法人桜橋総合は国際取引・海外進出支援に関するご相談を受け付けております。大阪・関西地方を中心に関東地方、四国地方、中国地方、東海地方と幅広い地域のお客様から依頼を承っております。
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弁護士吉崎 猛Takeshi Yoshizaki
お客様のスケジュール感に合わせ、柔軟かつ迅速にサポートいたします!
昨今の企業活動はもはや日本だけで成り立つものではなく、あらゆる面で海外のことが関わってくるため、日本法や日本語、これまでの日本での商慣習だけで対応することはできません。
当職は主に中小企業の海外取引や海外進出を中心とした様々な法務サポートや、日本で事業展開する外資企業の法務サポートも行っています。
また、海外の専門家とも提携しており、内容・費用ともクライアントに納得頂ける法務サービスの提供を心がけております。
所属団体等
- 大阪弁護士会所属
- 日本弁護士連合会指定の中小企業の海外展開支援弁護士
- 経営革新等支援機関
- さいたま市産業創造財団、横浜企業経営支援財団ほかのアドバイザー
取扱言語
- 日本語、英語、中国語
著書・論文
- ミャンマー会社法・外国投資関連法※監修、㈱アイキューブ
- 海外派遣者ハンドブック(フィリピン編)※主査、日本在外企業協会
- 中小企業海外展開支援 法務アドバイス※共著、経済法令研究会
- 日インドEPAの原産地規則※ビジネス法務
- 中国ビジネスのための法律入門 中央経済社 他多数
経歴
- 早稲田大学政治経済学部卒業
- ペンシルベニア大学ロースクール(LL.M.)卒業
- 大連外国語学院 長期語学研修課程(中国語)修了
- 2001年 日本国弁護士登録 (54期)
- 2009年 米国カリフォルニア州弁護士登録
- 現在 弁護士法人桜橋総合 代表社員
事務所概要Office Overview
名称 | 弁護士法人桜橋総合大阪事務所 |
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所在地 | 〒530-0047 大阪市北区西天満3-5-10 オフィスポート大阪503 |
TEL/FAX | TEL:06-6362-5105/ FAX:06-6362-5106 |
代表者 | 吉崎 猛(よしざき たけし) |
対応時間 | 平日 9:30~18:00(事前予約で時間外対応可能です) |
定休日 | 土曜・日曜・祝日(事前予約で休日も対応可能です) |
対応エリア | 全国対応しています。お気軽にご依頼ください。 |